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2011年11月18日 急に、前立腺ガンへの心配と不安が脳裏を埋め尽くした???

友人が前立腺ガンの宣告を受けたことを知った 
自分も以前からPSA値が6〜8と高く4年前聖路加病院に
入院して受けた「針生検」はマイナスで安心していたが
友人の話を聞いて急に前立腺癌の心配が募ってきた???  
早期に前立腺ガンの有無を確認しておけば安心できるの
で「針生検」の前に即日で結果がでる前立腺部MRI検査
お願いすることにした。
近くの掛かり付け医院「あおぞらクリニック」大塚医師に
MRI検査の紹介状をもらう

2011年11月21日 前立腺部MRI検査へ行く
紹介状を持って田端駅の近くにある「田端放射線クリニック」
へ何となく不安な心境を抱えながら行った
前立腺ガンは遅効性ガンなので急激に悪化する心配は無いから
ストレスや極端な不安に落ち込まない日常が肝要ですよ・・と
友人からアドバイスを貰っていた


地元の医院「あおぞらクリニック」
あおぞらクリニック

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2011年11月22日 前立腺部MRIの診断結果は「前立腺内にガンの影」 ガンの疑いが有るらしい???

「あおぞらクリニック」大塚医師のMRIデータ診断の結果
「前立腺ガンの疑いがある」と言われた
MRI画像の「丸印」部に影がハッキリ見える・・・
いよいよ来るものが来たのかとショックと不安が募る
大塚医師から東十条の「明理会中央総合病院」への紹介状を
もらった

MRI画像3枚の丸印部の影にガンの疑い???
2012年11月22日_MRI画像

2011年11月27日 東十条・明理会中央総合病院へ行く

紹介状を貰った「明理会中央総合病院」は東十条駅近くにあり、
自宅から車で15分位、自転車でも30分位なので通院には便利・・・ 
泌尿器科部長:志賀淑之医師の初診を受けた
早速、前立腺ガン診断に必要な検査にはいる・・・
まず、前立腺ガン発見の決め手と成る「針生体検査」の入院日が
決まった、
その他、下記の検査指示がでた・・・
1.採血
2.腹部MRI,CT,検査
3.骨シンチグラフィー検査

上記の検査結果により前立腺ガンの有無や転移等の診断が行われる

明理会中央総合病院


明理会中央総合病院のホームページはこちら→→→→
医療法人財団 明理会 明理会中央総合病院

2011年12月14日 明理会中央総合病院へ「針生検」の為に入院

明理会病院入院時「PSA値:11」で前立腺ガン警戒値を
示していた
11時に入院、施術前の処置があり3時から検査のため
手術室にはいる
手術台に上がると4~5人のスタッフにより前処置があり
全身麻酔の点滴が始まる・・・
後は全く記憶が無く、気がつくと病室のベッドだった
「針生体検査」は前立腺内の細胞をとる針を30回位打ち
前立腺の細胞を取り、細胞検査をすると説明を受けた
全身麻酔ですから針生研の施術中の痛みは無く、施術後も
痛みや不快感は全く無かった
4年前、築地聖路加病院に入院した「針生体検査」の時は
下半身麻酔でしたので、針を打つ音や感触があり、やや
不快感があったが、全身麻酔では麻酔開始時から病室で
目が覚めるまで苦痛は無く・・・術後の痛みも無かった
翌日 12月15日無事退院した


前立腺の位置図(概略)
前立腺の位置図(概略)

2011年12月26日 「限局性前立腺ガン」の診断により告知された

明理会病院 泌尿器科部長 志賀医師の診断により
「限局性前立腺ガン」と告知された


「限局性」とは前立腺内にガン細胞が留まっている症状と
説明が有った・・・
他の臓器や周辺への転移については之からの検査になる???
「限局性」と説明が有ったので「前立腺ガン」の告知でも余り
ショックとか不安は不思議と無かった????

志賀医師から治療方法について下記の方法があると説明があった
1.手術療法
(手術支援ロボット「ダヴィンチ」による全摘手術治療) 
2.放射線療法
(放射線を前立腺に照射しガン細胞を死滅させる治療) 
3.ホルモン療法
(前立腺ガンの育成要因になる男性ホルモンを抑える治療)
各治療法にはそれぞれ長所、短所がある事の説明もあった・・・
「ホルモン療法」では患者の80%位が最初の2年間位は効果が
あるが、徐々に効かなくなる傾向があり治療が難しくなる「変質癌」
になる可能性がある・・・との説明もあった
「限局性」には全摘手術か放射線治療が最も有効的な治療法である
事の説明を受けた・・・
従来の開腹手術より手術精度の高い「ダビンチ手術」により体内から
ガン細胞を駆逐できる全摘手術に大きく魅かれた・・・

医師に・・どの治療法を希望しますか・・・と聞かれましたので・・
私は迷わず・・・
「ダヴィンチ」による全摘手術をお願いします・・と答えた
志賀医師は手術のスケジュールをみて入院日を決めてくれた・・

3月8日・・・入院
3月10日・・・手術
入院期間:約10日


何となく不安と期待が交錯し、複雑な心境だった
「手術支援ロボット・ダヴィンチ」による手術の良し悪しが
十分に理解できない状態でも「手術支援ロボット・ダヴィンチ手術」への
興味と期待感が大きく膨らんだ???

自宅に戻り家族に伝えたが、ロボット手術安全なの?+本当に大丈夫???
ダビンチ手術についてもっと解りやすい説明を聞かれるばかりだった・・・
私は志賀医師から聞いた説明を話したが家族からは十分な理解が
得られなかったように感じた???

前立腺手術支援ロボット「ダヴィンチシステム」
(カタログ写真)
ダヴィンチシステム

2012年1月11日 新年になり、手術前の診察があった

2012年になり志賀先生から手術前の診察・・・
新年に成り私のロボット手術の話が友人や仲間達に広まり、
人に会うと前立腺ガンの話になり、手術よりホルモン療法の
方が安全じゃないの????と話す仲間が多かった
先輩達からも、安全第一で再考しなさいよ???と言う話が
あり、自分もだんだんと不安が募り始めた・・・
どうも、手術支援ロボットの安全性の認識がない人が多い??


2012年2月8日 病状説明書の説明で転移なしと診断される

MRI、CT検査、シンチグラフィー検査など今までの検査で私の
前立腺ガンは他の臓器、リンパ線や周辺組織への転移が見られない、
との診断があり「ホッとする」

そこで、家族や友人に説明ができる診断書類をお願いしました・・
医師から「病状説明書」を頂き家族へ確り説明する事ができた・・

「病状説明書」
病状説明書


腹部MRI画像.1
検査画像1


腹部MRI画像.2
検査画像2


CT画像.1
検査画像3

CT画像.2
検査画像4


骨シンチグラフィー画像
検査画像5






2012年2月14日 病院から「診断書兼入院証明書」が郵送されて来た

私は幸いに平成8年2月28日アメリカンファミリー生命保険の
スーパーガン保険に加入、継続していた
保険会社が指定した「診断書兼入院証明書」を2月8日病院の
総合受付に提出し記入をお願いしていた
2月14日明理会病院から「診断書兼入院証明書」を郵送で受取った
2月15日「診断書兼入院証明書」と「給付金等請求書」をアフ
ラックに郵送で請求した
2月20日「ガン診断給付金」が入金された
これで、各種検査費、入院費用、手術費用、薬剤費等の負担が
和らいだ



2012年2月22日 手術の為の「自己血による貯血」の採血があった

手術には出血が必ずあり、出血が多くなる場合も考慮して
手術前に必ず採血を受け「自己血を貯血」するらしい
従来の開腹手術では800cc位の自己血を採血しますが
「ダヴィンチ手術」の場合は出血が少ないので400ccの
採血による自己血を貯血するようです

2012年3月5日 入院の3日前になり不安に襲われ手術の中止をお願いし、ホルモン療法に変更して頂いた????

決まっていた手術入院が迫った頃、親しくしてる先輩の先生
から、自分はホルモン療法で前立腺ガンを治療していて何も
問題が無く仕事もしているのだから、何も急いで手術する事は
無いよ? 手術にはリスクもあるし・・と言われ、私の硬い
決心が遂に崩壊してしまった!!!!???

結局、手術を中止しホルモン療法(内分泌療法)に転換する
事を決断し、直前になり志賀先生に頭をさげてお願いした
志賀先生は即座に了承してくれました
お恥ずかしい次第でした????

手術直前でしたので、直ぐにスタッフに中止の手配をして頂いた
志賀先生には大変なご迷惑をかけて仕舞いました
我ながら情けない気持ちでイッパイだった

2012年3月19日 ホルモン療法が始まった・・・

3月19日からホルモン療法が始まった
男性ホルモンを抑える「ビカルタミド錠80㎎「NK」毎日1錠
制がん剤腹部皮下注射「ゾラデックス3.6ミリ注射」月に1回


ホルモン療法は男性ホルモンを抑制し、前立腺ガンの
勢いを抑えこむ効果が有ると説明を受けた
しかし、ホルモン療法の副作用としては女性更年期症に近い症状が
進む傾向があり、のぼせ、フラッシュ発汗、ふらつき等の症状が
でるらしい???
また、血液検査によりPSA数値の高低を確認して行くとの事です


錠剤:ビカルタミド錠80㎎「NK」
ビカルタミド錠80㎎「NK」


皮下注射:ゾラデックス3.6㎎デポ
ゾラデックス3.6㎎デポ

2012年4月16日 明理会中央総合病院へ行く

ビカルタミド錠 1ヶ月分処方 
ゾラデックス注 3.6ミリ、腹部皮下注射
採血によるPSA値の経過観察を継続する

未だ、極端なホルモン療法の副作用は現れては居ない

2012年5月14日 明理会中央総合病院へ行く

1ヶ月に一回の頻度でホルモン療法を受ける
ビカルタミド錠 1ヶ月分処方 
ゾラデックス注 3.6ミリ、腹部皮下注射

2か月のホルモン治療でPSA値が4レベルに低下した
採血によるPSA値の経過観察の継続

未だ、極端なホルモン療法の副作用は現れては居ないが
多少、フラつき、のぼせ、頭部発汗あり

2012年6月11日 明理会中央総合病院へ行く

ビカルタミド錠 1ヶ月分処方 
ゾラデックス注 3.6ミリ、腹部皮下注射

ホルモン治療3か月でPSA値が0.4レベルに低下した
採血によるPSA値の経過観察を継続

ホルモン療法の副作用・・・
足元のフラつき、カーツと汗をかく症状が出始めた




2012年7月9日 都営三田線・板橋本町駅上の大和病院へ行く

7月、東十条「明理会中央総合病院」の泌尿器科が
都営三田線板橋本町駅の上に新設された「明理会・
東京腎泌尿器センター大和病院」へ全て移転した
この腎泌尿器センターはイムスグループ・明理会が
新しく建設した専門病院

7月から大和病院で志賀先生によりホルモン療法で
治療を継続する事になった

ビカルタミド錠 1ヶ月分処方 
ゾラデックス注 3.6ミリ、腹部皮下注射
ホルモン療法が5か月継続されている

PSA値が0.4レベルに低下した
採血によるPSA値の経過の観察

ホルモン療法の副作用を強く感じるように成った
フラつき、のぼせ感、発汗が強くなった

東京腎泌尿器科センター大和病院
東京腎泌尿器科センター大和病院

2012年8月6日 再度、手術支援ロボット「ダヴィンチ」で全摘手術をお願いする事にした???

夏になり、ホルモン療法の副作用が強くなった感じがする
フラつき、のぼせ、突然の発汗など強く感じる
ホルモン療法による女性化の傾向に強い不安を感じ始め
ホルモン療法の中止とダヴィンチによる全摘完治治療を
再度決断した

志賀先生に私の心境を話し「ダヴィンチ手術」をお願いした
志賀先生に気持よく了承して頂いた
すぐ、先生はスケジュール帳をみて、入院の日程を決めてくれた・・

9月12日入院
9月14日手術
(入院期間10日予定)

ゾラデックス注射は中止になり、
ビカルタミド錠だけを継続する事になった
ビカルタミド錠 1ヶ月分処方 
手術前の腹部MRI、CT検査を受けた

大和病院のカタログ
大和病院のカタログ


2012年8月13日 私の事情で再度手術日の変更をお願いした・・・ 

志賀先生に又、ご迷惑を掛ける事になった
私の事情で退院が月末に掛からないように月初の入院に
変更をお願いし、下記の日程が決まった・・・
10月2日入院
  4日手術
入院期間約10日予定

2012年9月10日 手術の為の「自己血」400ccを採血し貯血した

ビカルタミド錠 1ヶ月分処方

この日、自己血400ccを採血、貯血した
前回の貯血は1ヶ月しか保たないので廃棄し、再度、採血
400㏄の貯血となった
いよいよ三度目の正直、待望の「ダヴィンチ」による
全摘完治手術へ向かう覚悟が固まってきた 



2012年10月2日 いよいよ、ダヴィンチ手術入院の日がきた

今日は入院日 10月2日だ
11時に大和病院の入院受付で入院申し込みをした
手続きの書類を書き、5万円の預託金を預けて手続き完了
「入院のご案内」ファイルをもらい、書類に署名した
担当の女性と7階の701号室(個室)へ向かった
慣れない入院、持参した物を収納したり、落着かない
担当の看護婦さんが体温、血圧を測り、簡単な説明があった


入院のご案内
東京腎泌尿器センター大和病院_入院のご案内


2012年10月3日 入院2日目、手術前日の諸々の手続き、処置が有った

入院、2日目、担当医師チームの方が挨拶にきた
ダヴィンチ手術をする志賀先生も来られた
手術室に行く時間が9時30分と知らされた

気分は案外と落着いていた
予約した時間にシャワーを使った
9時に消灯、確りと睡眠をとった

2012年10月4日 いよいよ手術の日、9時30分手術室へ

9時30分手術室へ行くための準備、前処置が始まる・・・
8時頃、麻酔医が来て予備的質問があった
肺血栓塞栓症予防のストッキングを履いた
パンツを丁字帯に履き替え
手術用衣に着替える

9時30分前、担当の看護婦が迎えに来て、歩いて3階の
手術室に向かう
手術台に自分で上がると4~5人のスタッフが準備に入る・・・
酸素マスク、麻酔の点滴までは覚えて居るが、後は夢のなか・・・
意識が無く、全く記憶がない
2時頃、病室で気がついた
腹部の痛みは無く、多少の腹部の違和感は感じた、腕への点滴、
腹部のドレン、尿道カテーテルの確認はできた・・・
家内に頼んでおいたi-Phoneカメラによる摘出した「前立腺」の
写真を確認した
梅干しのような色をした「くるみ」位の大きさと聞いた
家内に撮影を頼んで置いたが、確認をしたらスタッフにお願いして
撮影してもらったらしい???
手術で摘出された自分の前立腺の画像を見ると不思議な気分になる

手術支援ロボット「ダヴィンチ」の手術現場の様子を想像したが
実感が湧かなかった
写真のダヴィンチロボットが5本の管子を少し離れた操作画面を
見ながら3~4時間も手術操作してくれた志賀先生のご苦労が
ひしひしと迫ってきて、思わず胸が熱くなった
夕食は出なかった
腹部にはドレーン、尿道にはカテーテルが入っているので、小便
は袋に入るのでトイレにも行く必要もないし、、手術した腹部の
痛みも無く少し張った感じがした???
テレビを見て、9時には消灯、其のままグッスリ!!!


私の前立腺を「ダヴィンチ」で
全摘手術して頂いた・・・
志賀 淑之先生
志賀 淑之  医師


志賀先生が解説している「ダヴィンチ手術の動画」がご覧になれます
<ダヴィンチ>ロボット手術MOVIE


大和病院のダヴィンチ手術室
大和病院のダヴィンチ手術室


管子を操作するコンソール(ロボットの操作台)
管子を操作するコンソール


ダヴィンチの画面映像
【※閲覧注意】画像をクリックするとモザイクが外れます。
ダヴィンチの画面映像_モザイク処理



摘出された私の「前立腺」(大きさは「くるみ」位でした)
【※閲覧注意】画像をクリックするとモザイクが外れます。
前立腺摘出



摘出する前立腺周辺の概要図
前立腺全摘手術は赤い点線で囲まれた前立腺、精のうを摘出し、
尿道を縫合する緻密で、デリケートな手術のようです
摘出する前立腺の概要図





2012年10月5日 手術の翌日、7階の病棟を1周歩く

手術の翌日、案外と元気で、看護婦さんが歩けるなら少し
歩くように言われたので、尿道カテーテルの排尿袋スタンドを
持ちながら7階の廊下を一周した
夕方になっても便意がなく、大便が出ない???
お腹はパンパンに成ってきた
7時頃になり38.8度の熱と震えがきた
ナースコールで看護婦を呼び訴える・・・
女医と看護婦が直ぐに来てくれた
女医が肛門に指を入れ何度も掻きだしてくれた
20分位で終了し、震えも止まり、熱も下がってきた・・・
暫くして、落ち着いてきた
手術後初めての苦しい体感をした
お腹の管子傷は6か所、おヘソ上の15ミリの切口から
切除した前立腺を引出したと後日聞かされた・・・
夕食はお粥だけ・・・
手術後の痛みも無く、朝までグッスリと寝た


お腹が「パンパン状態」 管子の傷後は小さい?
【※閲覧注意】画像をクリックするとモザイクが外れます。
お腹が「パンパン状態」_モザイク処理


2012年10月6日 術後3日目、回復は順調との診断、安心した

朝が待ち遠しいい
朝食、昼食、夕食を確り食べた
夕方、便通が有りホッとした
尿道にカテーテルが入っているのでトイレに行く
事が無いのでスタンドを持って彼方此方へ歩いて
行く事が楽しみ位だ???

2012年10月7日 術後4日目、朝の回診あり、経過順調とのこと

手術後4日目、思ったより痛みやトラブルなど何も無い??
お腹の中から前立腺を取ったのだから、いろいろと問題があるの
かな~と、心配していたが、順調すぎる位何事も無い
一日がアッと言う間に終わる

前立腺ガンの薬や注射が無くなり、副作用が解消することが嬉しい
女性化がストップした実感はないが、必ず心配ごとは解消してゆく
事を信じていますよ!!!

2012年10月8日 術後5日目 尿道カテーテル、腹部ドレーンを取りたい

トイレに行くにも、廊下を歩くにしてもスタンドが一緒だ
朝の回診の先生に聞いたら・・・そろそろですよ・・・と
回復は順調ですから、心配なく・・・との診断だ!!!
食事も全てペロリと平らげる・・・
家内が持ってくるフルーツやお菓子が楽しみ・・・

2012年10月9日 術後6日目 尿道カテーテルがとれた!!!!

朝の回診で5〜6人の先生が病室に入ってきた
女医さんが「もう良いでしょう」と言って
「尿道カテーテル」をサッと抜いて、順調ですよ・と
男子医師が「腹部ドレーン」も取りましょうと言って抜いてくれた


私は此れで歩き回れるぞ・・・とハシャギ喜んでいた
ベッドから起きてトイレに行こうと思って床に立ち上がった・・
小便が床に「ジャー」と音を立てて漏れて床を汚した???
ビックリして、ナースコールのボタンを押した???
看護婦が飛んできて、ビシャビシャの床を見て、出ましたか??と
当たり前のように、直ぐ拭きますよ、と言って、拭いてくれた
私はビックリするやら、恐縮するやら、でも看護婦は当たり
前のような顔をしていた????
でも、そのトラブルが「尿漏れ」との戦いの始まりだった
女医が「尿取りパッド」の指示をしなかったのが原因かな???
其れから「尿取りパッド」の着脱の扱いと尿取りカップによる
「尿計量表」への記帳が始まった

この日、11時30分から15時までの4回、尿取りパッドのお世話に
なり、自分の意志で尿を出す事が出来ず、漏れて仕舞うのだ


19時45分になり、術後初めて尿計量カップで150㏄の尿を取る
ことが出来た 結構、満足感を感じた


尿道カテーテルが見える
【※閲覧注意】画像をクリックするとモザイクが外れます。
手術後3日目の腹部_モザイク処理

2012年10月10日 術後7日目 尿計量カップで計量表の記入が日課に 

自分の意志で尿を出す事が出来るようなり、神経を集中する
事が結構イライラさせられるのを感じた
この日、0時25分・・400CC、2時34分・・500CC、
5時40分・・400CCと結構自分の意志で小便を出す事が
出来るようになった

尿に小さな固まった血液が見られた

3時頃、友人のS氏が見舞いに来た
彼も前立腺ガンを患っており、私が腹部MRIで前立腺ガンの
早期発見を考えさせた友人だ
彼は医師から処方されている制ガン剤が体に合わず副作用が
強く出るので困っていた
私が「ダヴィンチ手術」をした事に関心があったので、いろいろと
話が弾んだ


尿の計量カップ
【※閲覧注意】画像をクリックするとモザイクが外れます。
尿の軽量


尿量チェック表
尿量チェック表

2012年10月11日 入院後10日目 待望の退院の日・・・

朝、志賀先生の回診、もしご希望でしたら・・・
「退院してもいいですよ」と言ってくれた 
即、「今日退院しま〜す」と答えてしまった?
後で、もう少し入院していれば良かったのかな?と
反省する事もあった
尿漏れとの葛藤が続いているが、退院で気持ちが高揚していた
看護婦が来て、尿漏れを改善する「骨盤底筋運動」のパンフを
持ってきて、自宅でこの運動を確りやるように言われた
11時になり、スタッフセンターに御礼をし、2階の
入退院窓口へ行った


退院を祝福してくれたスタッフの皆さん
退院を祝福してくれたスタッフの皆さん
入退院窓口で入院請求書¥206.256円をカードで支払った
私の場合、最初の個室は10.500円、移動した個室で15.750円
30%負担の政府管掌健康保険なので上記の金額に成った
10%負担の場合、4人部屋でしたら1.050円ですから負担額は
相当軽減と成るようです

入退院窓口で隣に之から入院するご夫妻がいて、奥様が不安と
ご心配で落ち着かない様子でしたので、私は10日で退院です
がこんなに元気ですからご心配いりませんよ、と家内と二人で
お話をしたら、少し落ち着いた様子でした 
ご主人はニコニコしており、私が10日間で退院する事を話した
ら私の様子を見て、元気そうですね、と言ったので・・・
ダヴィンチ手術は心配ありませんよ・・と話しながら握手をして
励まして別れました。

以上が私の「手術支援ロボット・ダヴィンチ」による全摘完治手術
の10日間です

既に手術をした方、之から手術をお考えの方のご参考に成ればと思い
このブログを作成してきましたが、之からは病状の経過、健康な生活
へのアプローチをブログして行きます



骨盤底筋運動
骨盤底筋運動




2012年10月24日 退院後、初めて大和病院へ行く

退院後、志賀先生の初めての診察をうけた
「病理検査」は問題ありませんでした・・・
手術した腹部を見て、経過は良好です・・・との診断


問診で体調や尿漏れを聞かれた・・・
体調は頗る良好、尿漏れが少し有ることを訴えた
志賀先生は、尿漏れは個人差があるので、余り心配する
事はないと言われ、薬を処方してくれた・・・
1.スピロペント錠
 (膀胱に作用し尿失禁を改善する)
2.デトルシトールカプセル
 (膀胱の緊張をゆるめ排尿障害を改善する)

現在、体調は良く、手術した腹部の痛みは全く無く、
6個の管子の傷跡は薄く残る位、体力にも問題が無く、
週に4日は出社しています

問題は「尿漏れ」の具合です???
退院後2週間位まで有った「止められない尿漏れ」は全く
無くなった

尿の出は非常に良く、若い頃のジャーと出る感じで気持ち良く
出るのが極めて嬉しい・
・・ 
寝ているとき、座っているときでは全く漏れる事はありません
ただ、クシャミ、強い咳など又、寒いときなどで漏れると言う
より、垂れる、しみる様な感触があり、まだ、薄い「尿取パッド」
は使っています
尿漏れパッドの取り扱いはかなり慣れて素早く成った!!!


2012年11月19日月曜 退院後、2度めの診察で大和病院へ行く

受付で採血の指示、術後のPSA測定の採血を受けた・・・
志賀先生の診察によると、今日の採血では
「PSA値:0.01」
に低下していた、経過は良好で問題ありませんよ・・・と
志賀医師に言われ・・・嬉しさがこみ上げてきた!!!!!
このPSA値が上昇しなければ再発はないので安心する
ようにとの説明があった
やっぱり、ダヴィンチによる全摘手術を選択して
良かったと自分自身で満足した

尿漏れは完全には止まっていない状態が続いている
漏れるのではなく、垂れる、チョびる感じなのだ??

次回の診察は2013年新年の1月21日月曜日・・

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プロフィール

ラッキーマン78

Author:ラッキーマン78
氏名:小林重雄 83才
ロボット手術をする10年位前から出が悪く成り、改善薬「ユリーフ」を処方されていた 4年前にPSA値:8に成り、聖路加病院で前立腺癌有無の「針生検」を受け「マイナス」と診断され安心していた 2012年1月にPSA値:11となり、二回目の「針検査」の結果「前立腺癌」と告知された。同年10月4日、手術ロボット「ダヴィンチ」により全摘手術。現在、体調良好!!!

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